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【60才以上の初心者が注意すべきハイリスクな投資】代表格は「FX」、株式は「高配当株」「テーマ株」に落とし穴、“知人のおすすめ”に頼るのも悪手

年を取ったら資産運用は「増やす」より「守る」へ

年を取ったら資産運用は「増やす」より「守る」へ

シニアが資産運用で失敗しやすい2大パターン

 投資ブームの昨今はセミナーも増えているが、「無料」とうたわれているものには必ず裏がある。

「無料セミナーの多くが教材やサービスの販売のほか有料の勉強会の入り口になっています。たとえ講師が著名人や華々しい経歴のある人物でも、それだけで信頼してはいけません。誰が言っているかではなく何を言っているかで判断してほしい。

 60才も過ぎれば豊富な人生経験があります。それをもとにまずは疑ってかかること。ひねくれるのではなく、まずは自分で考えるという習慣が大切なのです。わざわざセミナーに行かずとも、例えば近所で評判のチェーン店やテレビで話題の商品が目に留まったら、運営会社や販売メーカーを調べてみましょう。“自分の目で見た情報”にはウソがありません」(野原さん)

 情報を得る際には、専門誌やインターネットを駆使していくつもの情報を比較検討する方がいい。

「アドバイスをもらうなら、金融機関以外にもIFAやファイナンシャルプランナーといったお金や投資のプロを見つけて相談すべきです」(西崎さん・以下同)

 金融機関で投資相談をするなら、銀行よりも証券会社の方が投資に詳しい。だがどこでどんな情報を得ても、最終的な判断は必ず自分でしなければならない。

「“1つの投資先に大きなお金を一気に投資する”“よくわからない商品をなんとなく買う”というのが、シニアが資産運用で失敗しやすい2大パターンなのです。自分で判断して、タイミングをずらしながら数回に分けるのが鉄則です」

※女性セブン2024年6月20日号

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