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【温暖化で進む害虫被害の増加】蚊、ダニ、ゴキブリ、カメムシ、マダニ、セアカゴケグモ 6種の害虫の生態と対処法

《ダニ》長期不在にするとものすごく増える

ダニは気温20~30℃、湿度60~80%といった高温多湿の環境を好む。旅行などで不在にするときはくん煙タイプの殺虫剤をまくか、冷房をつけたままにするなどの対策を(イラスト/藤井昌子)

《ダニ》気温20~30℃、湿度60~80%といった高温多湿の環境を好む。旅行などで不在にするときはくん煙タイプの殺虫剤をまくか、冷房をつけたままにするなどの対策を(イラスト/藤井昌子)

「ダニは気温20~30℃、湿度60~80%といった高温多湿の環境を好みます。ですから、冷房を切り、窓を閉め切った室内では大発生。旅行などで不在にするときはくん煙タイプの殺虫剤をまくか、冷房をつけたままにするなどの対策を」(フマキラーの基礎科学研究部部長・佐々木智基さん)

【生態】
 ダニはクモやサソリの仲間で体長は0.3~0.4mm。卵から成虫になるまで約1か月で、寿命は2~3か月。最も多いのがじゅうたんや布団などに生息するヒョウヒダニ。吸血はしないが、死骸やフンがアレルゲンに。

【出没地】
 家の中で最も多いヒョウヒダニのエサは、人の皮脂や食べこぼしなど。そのため、カーペットや布団、布製のソファなどに生息。繊維が多く暗い場所を好む。

【対処法】
 高温多湿を好むため、換気と除湿を習慣化すること。布団などはこまめに天日干しを。殺虫剤はもちろん効果的だが、熱に弱いため布団乾燥機や洗濯乾燥機も有効。シーツや枕カバーを定期的に洗濯し、ダニのエサになる汚れをとっておこう。死骸もアレルゲンになるため、掃除機も頻繁にかけること。

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