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夫婦が揃っているうちに話し合っておくべき「葬儀の準備」 “誰を呼ぶか”は事前にリスト化、「喪主」と「遺影」も決めておく

夫婦で始める「ひとりに備える」手続き(その2)

夫婦で始める「ひとりに備える」手続き(その2)

 こうしたトラブルを避けるための知恵を、佐藤氏が解説する。

「葬儀は本人と家族だけではなく“見送りたい”と望む知人や親族の気持ちが絡む。その点を押さえて、あらかじめ子供を含めた家族で相談し、会葬案内を送る人のリストを作成しておきましょう」

 きょうだいがいる場合は、喪主についても取り決めておくことが大切だ。

「葬儀は喪主の心労が重なります。子供たちが喪主を押しつけ合うケースがよくあるので、生前に喪主を誰に任せるかを伝えておくとよい。

 遺影についても、どの写真を使えばいいか悩むケースが多いので、あらかじめ自分の希望を伝え、焼き増しして子供たちに渡しておきましょう」(佐藤氏)

 葬儀は人生最後のセレモニー。禍根を残さず、きれいに旅立つ準備をしておきたい。

※週刊ポスト2024年6月28日・7月5日号

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