「パンパンの財布」ではお金は貯まらない
「貯まる財布」を本気で目指すなら、見直す必要があるのは現金だけではない。山崎さんは「令和の貯まる財布の条件はミニマルであること」だと語る。
「とにかく、小さくて薄くてシンプルな財布がベストです。余計な現金もカードも持たないようにすれば、物理的にムダ遣いを減らすことができる。金銭管理がうまくいかない人ほど、財布を小さいものに変えるのが1つの手」
そのためにまず整理すべきなのは「ポイントカード」。ポイントカードでパンパンに膨らんだ財布は、節約下手の証拠だ。
「めったに行かない店のポイントカードは、アプリ化してスマホに入れておけば、ポイントの取り損ねを防ぐことができます。クレジットカードもスマホに登録できるので、財布は極限まで小さくできるはず」
山口さんも「月に1回以上行く店でなければ、ポイントカードを財布に入れる必要はない」と話す。
「クレジットカードも使いすぎを防ぐため、原則1枚まで。複数枚持っていても財布に入れるのは普段から使う一軍クレカのみにして、2年に1回は解約してもいいカードがないか見直しましょう」(山口さん・以下同)