キャリア

【50才で切り開いたセカンドキャリア】正社員として28年勤めた会社を早期退職して旅行業界に転身 「ハローワークを利用して添乗員の資格を取得しました」

50代からのセカンドキャリアをどう踏み出していったのか(イラスト/ニシノアポロ)

50代からのセカンドキャリアをどう踏み出していったのか(イラスト/ニシノアポロ)

 転職は若いほうが有利──確かにそうかもしれないが、もちろん50代になってからの転職で成功するケースもたくさんある。旅行会社内勤・Nさん(56才女性)は、正社員として28年勤めた会社を、50才時に早期退職。現在は、旅行専門の派遣会社に登録し、企業の報奨・研修旅行の仕事を、プロジェクト単位でしている。そんなNさんに、50才から切り開いたセカンドキャリアについて教えてもらった。

Q:転職したきっかけは?

 勤めていたアパレルの会社が教育事業を始めることになり、私は責任者として、立ち上げから携わることに。この仕事もやりがいはありましたが、やっぱり接客の仕事が好きだなという思いが大きくなって……。

 それなら、次は大好きな旅を通じてお客さまと触れ合ってみたいと考え、新事業が軌道に乗ったタイミングで退職しました。

Q:次の仕事をどのように見つけましたか?

 失業保険を受給しているとき、ハローワークに求職者のスキルアップを目的とした「ハロートレーニング」(職業訓練)という制度があることを知りました。

 その制度を利用して旅行の専門学校に3か月通い、添乗員の資格(旅程管理主任者)を取得。さらに3か月、自費を投じてみっちり勉強し、旅行業務取扱管理者という国家資格を取りました。この資格があれば、自分で旅行会社をつくることもできるんですが、まずは経験と思って、その学校で旅行専門の派遣会社を紹介してもらいました。

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