「ベタベタ触るのを見てしまった」
不動産会社勤務20代女性・Bさんは、「男性の行動が気になる」と話す。
「最初は何とも思っていなかったのですが、一緒にいる女性に向かって『これはどう?』なんて言いながらいろんな下着をベタベタと触っているところを見てしまいました。その下着は私が試着しようと思っていたものだったんですが、なんとなく気分が悪くなり、購入意欲がなくなりました」
一度そういう気分を味わってから、男性客を見かけると、その行動が気になって仕方がなくなってきたというBさん。「自分でも自分の感情が不思議」だという。
「例えば、量販店で母親が父親や息子の下着を買うなんていうことは当たり前だし、気にならないのに、考えてみれば父親が私に下着を買うことはありません。女性向けの下着専門店に男性がいると妙に気になってしまうのは私だけなのでしょうか。私が意識しすぎなのでしょうか?」(Bさん)
「男性を連れてくる女性側が配慮すべき」
「そもそも女性側に配慮が足りない」と考える人もいる。広告代理店勤務の40代女性・Cさんは、店内に男性を連れ込む女性に対して冷ややかな視線を向ける。
「下着店の前で、女性が男性に『一緒に選んで』と入店を誘う光景を目にしたことがあります。もちろん男性が入店禁止という規則はないので、一緒にお店に入ること自体にNGだとは言えませんし、自由です。ただ個人的には、売り場にいる他の女性の気持ちや、店内で男性がどういう目で見られるかは、女性が配慮してあげなきゃいけないことかなとも思います」
最近はファッショナブルでオープンな女性用下着店も増えているが、そこで男性客に遭遇すると抵抗感を抱く女性客は少なくない様子。男性の入店は禁止されていないものの、周りからどう見られているかは意識したほうがいいのかもしれない。(了)