1等・前後賞合わせて7億円が当たる「サマージャンボ宝くじ」が発売中(7月8日~8月8日)だ。同時発売の「サマージャンボミニ」も1等・前後賞合わせて5000万円と、夏の暑さ以上のアツい当せん金額になっている。そんななか、この6月に抽せんが行われたドリームジャンボの高額当せん売り場が判明(別掲の表を参照)。その結果に驚きの声が上がった。
1等3億円は全部で10本。ネット販売を除く「リアル売り場」での7本のうち、3本も北海道札幌市内の売り場から出たのだ。逆に、東京や大阪、名古屋といった大都市圏の有名売り場は「0本」で、かなり珍しい事態だった。そこで、総額12億円という幸運を発揮した“北の大地”の3売り場を現地取材。高額当せんをもたらす金運の共通点はあるのか──。
苦節24年の高額当せん
平岡イオンCC(札幌市清田区)は、札幌市内最大級のイオンモール内にある。売り場販売員の斉藤郁子さんが話す。
「買い物ついでに立ち寄って、気軽に宝くじを買うお客さんが目立ちますね。常連さんも多く、手軽さがこの売り場の強みだと思います」
オープンは2000年。これまでにロト6の2等2100万円や年末ジャンボの2等1000万円などはあったが、億当せんは出ていなかった。
「100万円単位の当せんは本当によく出るんですが、大きな“花火”となると苦労したんです。今回、苦節24年にして初めてジャンボの1等が出たと、従業員全員で万歳三唱でした」(斉藤さん)
必勝祈願のため、近くにある「三里塚神社」へ足を運ぶという。
「明治時代に建立された歴史のある神社で、家内安全、五穀豊穣、商売繁盛のご利益があるとされています。決して大きな規模の神社とは言えませんが、ひっそりとした佇まいが地元の人に愛されている神社です。静かに幸運をためておいてくれたのかもしれません」(斉藤さん)