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「開けたら指が届かない」で落胆の声も プリングルズの“内容量と容器のバランス問題”を検証、“中身が見えない筒状ポテチ”の類似商品と比較

 実際に3社の商品を購入し、調べた結果が次の表だ。

表にしてみると、空間比率は似たりよったり

表にしてみると、空間比率は似たりよったり

 容器の高さに対する“空間距離”の比率を割り出すと、『プリングルズ』23%、ドン・キホーテ『キャニスターポテトチップス』26%、業務スーパー『ポテトチップス』22%で、『プリングルズ』が特にスカスカなわけではなかった。『プリングルズ』は固定ファンが多く、歴史も長いため悪目立ちしているだけなのかもしれない。

 なお3社のポテトチップス1枚当たりの値段は『プリングルズ』が1.8円、ドン・キホーテ『キャニスターポテトチップス』が約1.16円、業務スーパー『ポテトチップス』が約1.06円で、内容量に対して最もコスパがいいのは業務スーパー『ポテトチップス』。ただし写真を見てもわかるように、『プリングルズ』はほとんど中で割れておらず、美しい形を保っている。値段の高さはそうしたクオリティにあらわれていると見ることもできる。

 ちなみにショート缶の高さは、9月からこれまでの117mmから15 mm短くし、102mmとなる。日本ケロッグ合同会社の発表によれば「持ち運びやすさの向上、包材使用量の削減と缶の中の空間率減による配送時のチップスの欠損を軽減し品質改善を図るため」とのことだが、ロング缶も短くなるのは待ったなしか。(了)

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