「テーマ型」のブームは短期的に終わることも
ただし、注意したいのはブームはあくまで一過性のものだということ。鬼塚さんが続ける。
「テーマ型の投資信託が売り出されるのは、そのテーマが話題になった後のことが多いのです。つまり、新NISAで買えるときには上昇のピークが近づいている可能性もあるということ。
事実、コロナ禍の2020~2021年にかけてパソコンの需要が高まったことで半導体株が急上昇しましたが、その後2022年には大きく下げました。このように、テーマ型のブームは短期的に終わることもあるため見極めが必要です」(鬼塚さん)
特に、運用できる期間が限られる中高年はより慎重さが求められるため、テーマ株へは「損しても困らない程度の余剰資金」で投資することを覚えておこう。
※女性セブン2024年8月8・15日号