投資

【新NISA】2024年上半期「運用実績」ランキングからわかるアメリカ経済の強さ 1位の投資信託は47%超のリターン

運用実績ランキング(2024年1~6月/その1)※「みんかぶ」の「つみたてNISA利回りランキング(新NISAつみたて投資枠)」をもとに本誌作成

運用実績ランキング(2024年1~6月/その1)※「みんかぶ」の「つみたてNISA利回りランキング(新NISAつみたて投資枠)」をもとに本誌作成

海外投資家も注目の「割安日本株」

 いくらアメリカが世界一の経済大国とはいえ、投資する上ではやはり日本やアジアなど、全世界に目を向けたい。ファイナンシャルプランナーの松岡賢治さんは、いまの日本国内でのトレンドに言及する。

「いま注目され始めているのが、業績に対して株価が割安な『バリュー株』です。業績が絶好調で、本来はもっと株価が高くてもいいはずなのに市場では注目されておらず、割安株として一部の外国人投資家からも注目を集めている。例えば、日本を代表する三菱重工業は、今年に入ってから2回も10日連続で株価が上がっていました」

 こうしたバリュー株(割安株)をコンセプトにしたファンドには新NISAで買えるものもあるので、その中から純資産総額や運用実績の高いものを選ぶのも1つの手だ。

 新NISAには、投資信託を中心に買える「つみたて投資枠」だけでなく、個別株も買える「成長投資枠」もある。だが非課税投資上限は年間240万円までで、売却しても非課税枠が復活するのは翌年なので、そこが難点でもある。それなら、やみくもに売買を繰り返すよりも、配当利回りの高い「高配当個別株」を成長投資枠で買って高い配当を得る方法もある。ファイナンシャルプランナーの鬼塚祐一さんが解説する。

「個別株は投資信託と違い、保有中の信託報酬がかからないのがメリットです。日本証券業協会の調べでは、今年1~5月の新NISAの買いつけの8割が成長投資枠で、そのうち6割が個別株投資。しかもそのうち9割は日本株で、上位はNTTや三菱UFJフィナンシャル・グループ、JTといった高配当株が占めていたのです」

 世界を牽引する米国株と高配当の日本株。いずれも抜かりなく持っておきたい。

※女性セブン2024年8月8・15日号

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