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【日本株週間見通し】日経平均は8日続落 今週も日米中銀会合など不透明感が強い地合い

 今週は7月30日-31日に日銀金融政策決定会合と米連邦公開市場委員会(結果発表は8月1日未明)が開催される。市場では、日銀会合にて国債買入減額スケジュールが発表されるほか、追加の利上げ実施も発表されるとの観測が強い。政権による「早期の金利正常化」のプレッシャーを植田和男日銀総裁が真に受けるとは思わないが、日銀関係者からも利上げに関する話が出ていることで、31日の結果発表時間はランチタイムではなく、後場の取引時間中にずれ込む可能性がある。

 結果発表が遅くなればなるほど、市場では思惑的な売買が活発化することで31日は慌ただしい一日となりそうだ。FOMCは無風と予想する市場関係者が多いことから、31日の日銀会合結果発表と15時30分から開催される植田日銀総裁の記者会見に注目が集まろう。
 
 今週にかけて、国内では、30日に6月完全失業率、有効求人倍率、31日に日銀金融政策決定会合の結果発表、6月鉱工業生産(速報値)住宅着工件数、7月消費者態度指数、8月2日に7月マネタリーベースなどが予定されている。

 海外では、29日に独・5月小売売上高、30日に独・第2四半期実質GDP(速報値)、欧・ユーロ圏第2四半期実質GDP(速報値)、独・7月消費者物価指数(速報)、米・5月S&Pケースシラー住宅価格(20都市)、6月JOLTS求人件数、7月コンファレンスボード消費者信頼感指数、31日に豪・6月小売売上高、消費者物価指数、第2四半期消費者物価指数、中・7月製造業PMI、サービス業PMI、欧・7月ユーロ圏消費者物価指数(概算値速報)、米・7月ADP雇用者数、第2四半期雇用コスト指数、7月シカゴ購買部協会景気指数、6月中古住宅販売成約指数、週次原油在庫、FRB政策金利。

 8月1日に中・7月財新製造業PMI、トルコ・7月製造業PMI、英・英中銀政策金利、米・週次新規失業保険申請件数、7月PMI(確報値)、7月ISM製造業景気指数、2日に米・7月雇用統計、6月製造業新規受注、耐久財受注(確報値)などが予定されている。

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