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【ドル円週間見通し】伸び悩みか 日米中銀会合に注目が集まる

・7月29日-8月2日に発表予定の経済指標の予想については以下の通り。

○(欧)ユーロ圏4-6月期域内総生産 7月30日(火)午後6時発表予定
・予想は前年同期比+0.5%
 4-6月期におけるユーロ圏総合PMIはいずれも50を上回ったが、サービス業はやや減速し、製造業は6月にさらに落ち込んだ。ドイツ経済の減速が確認されており、ユーロ圏経済を圧迫した。4-6月期の成長率は1-3月期の実績(前年同期比+0.4%)と同水準にとどまる可能性がある。

○(日)日本銀行金融政策決定会合 7月31日(水)決定会合の終了予定時刻は未定
・予想は政策金利の据え置き
 日本銀行は7月30-31日に開かれる日本銀行金融政策決定会合終了後に国債買い入れ減額の向う1年から2年程度の具体策を公表する見込みだが、今回の会合で利上げの是非について議論される可能性が高まっている。報道によると、自民党の茂木幹事長は日銀に対して金融政策の正常化を推進するよう求めている。

○(米)FOMC会合 8月1日(木)午前3時発表予定
・予想は、政策金利の据え置き
 FRBが重視する個人消費支出(PCE)物価指数の前年比上昇率は2.6%に鈍化したが、インフレの高止まりが続いている。今回のFOMC会合では政策金利の据え置きが決まる見込みだが、声明でインフレの現状についての文言が修正された場合、9月利下げを示唆するものとなりそうだ。

○(米)7月雇用統計 8月2日(金)午後9時30分発表予定
・予想は、非農業部門雇用者数は前月比+17.5万人、失業率は4.1%
 参考となる6月実績では非農業部門雇用者数は前月比+20.6万人と市場予想を上回ったが、4月と5月の実績は下方修正された。平均時給の伸び率は鈍化。7月については雇用拡大のペースが減速していることを示唆する内容になるとみられる。失業率は横ばいだが、非農業部門雇用者数の伸びは6月実績を下回る見込み。

○その他の主な経済指標の発表予定
・7月30日(火):(日)6月失業率、(独)4-6月期国内総生産速報値、(米)7月CB消費者信頼感指数
・7月31日(水):(日)6月鉱工業生産速報値、(欧)7月ユーロ圏消費者物価指数、(米)7月ISM製造業景況指数
・8月1日(木):(英)英中央銀行政策金利発表

【予想レンジ】
・151.00円-156.00円

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