クッキー生地で覆われているクロワッサン
ファミリーマートの『バタークロワッサンメロンパン』は、145円。カロリーは404kcal。重量の実測値は78gだった。表面のクッキー生地にはザラメがトッピングされており、内部はクロワッサン生地になっている。
「まず、表面のザラメのガリッとした食感がかなり特徴的です。ザラメがまぶしてあるメロンパンは珍しくありませんが、『バタークロワッサンメロンパン』はザラメがまばらにまぶされてる分、より粒立っています」
幾層にもなったクロワッサン生地はさらに特徴的だ。
「一見すると結構大きめですが、クロワッサン生地なので、空洞部分も多く、意外と軽い。“クロワッサン生地を使ったメロンパン”というよりは、“クッキー生地で覆われているクロワッサン”という印象です。バターの風味も“クロワッサンらしい風味”という感じ。これはこれで新ジャンルなのかもしれません」
ローソンの『じゅわバタ塩メロンパン』とファミリーマートの『バタークロワッサンメロンパン』、それぞれ異なる特徴のバター系メロンパンといえそうだ。
「ローソンの『じゅわバタ塩メロンパン』は完成度の高いバター系メロンパンで、ファミリーマートの『バタークロワッサンメロンパン』は新感覚のメロンパンですね。いずれも中の“空気分”が多くて、大きさの割にそこまで重くない。物足りないと感じる人もいるかもしれませんが、飽きずに食べ切るにはいいボリューム感だと思いました」
進化するコンビニの“バター系メロンパン”。これからも新たな定番として、支持されていくのではないか。(了)