買う理由を明確にしていれば売るタイミングも見えてくる
株ノートにかならず記入するのは以下です。
・銘柄名
・日付
・購入株価
・売却株価
・株数
・買う理由
・売る理由
このほかにも、この企業に関するニュースなどがあればメモしておくとよいでしょう。
この中でもっとも重要なのは「買う理由」です。おおむね失敗するときは、この買う理由が曖昧なことが多いためです。たとえば買う理由が「株価がぐんぐん上がっているから」と、あらためて書いてみると、いかにも説得力がないことが分かります。「これでほんとに買っていいのか?」と踏みとどまることができるでしょう。
ちなみにわたしが、最低条件としている「買う理由」は以下の3つが揃っていることです。
・業績が拡大している
・PER(株価収益率)でみて株価が割安である
・株価が週足でみて上昇トレンド
これにくわえて、事業内容が、市場の注目テーマや、自分が得意とする分野だとなお強い買いの理由になります。
次に売る理由ですが、これは至極シンプル。買う理由がひとつでも崩れたときです。たとえば、決算発表で下方修正されたら、業績が拡大しないことになりますので、売却です。
つまり買う理由を明確にしていれば、売るタイミングが明確で、損切りできずに塩漬け株になるといったことも避けられます。
株ノートは、アナログでもデジタルでも構いません。見返しやすいのはアナログの紙ノートです。まだ売買回数がそれほど多くない方は、まずは紙のノートに記録してみてはどうでしょうか。
記録した内容は、半年おきぐらいに見直し、買ったときの売買パターン、負けたときの売買パターン、それぞれの傾向を分析します。それを踏まえて、次回からの売買を意識すれば、勝率が上がるはずです。ぜひ試してみてください。