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「捨てようと思うけど…」空のペットボトル容器が部屋に溜まっていく人たち 「ラベルを剥がして中を洗うのは結構な手間」「生ゴミと違って腐らない」それぞれの言い分

なぜペットボトル容器を捨てられないのか(イメージ)

なぜペットボトル容器を捨てられないのか(イメージ)

 家で飲むドリンクとしてもペットボトル飲料は必需品となっているが、飲み終えた容器を捨てずに溜め込んでしまう人たちがいる。そうした人たちの生態はさまざまで、生ゴミは捨てるのにペットボトルは捨てられないというケースもあれば、そもそも部屋全体が汚い“汚部屋”のなかで、大量のペットボトルが散乱しているケースもある。

 なぜ、空になったペットボトル容器を捨てられないのか。“部屋に処分すべき大量のペットボトルがある”という人たちが抱える事情に迫った。

ベランダのポリ袋に入れて見ぬふり

 都内のアパートで一人暮らしをする男性会社員・Kさん(20代)は、家で飲むものはペットボトルのお茶かジュース、時々缶ビールという生活。いつからか空のペットボトル容器や空き缶はベランダに置きっぱなしにしている大きなポリ袋に放り込み、そのまま“見てみぬふり”をするようになった。

「僕はもともと部屋の中にゴミが溜まるのはイヤなタイプです。でも、空き容器や空き缶は生ゴミのように臭くなったり、腐るわけでもないので、あまり汚いものという認識ではなくて。特にペットボトルは、フタができちゃうから、閉めてしまえば別に汚くないというか。今では、もはや空き缶・空きペットボトルはベランダに出すものという形になってしまいました」

 Kさんはゴミ出しができない原因の一つに、『回収時刻』も関係していると話す。

「缶やペットボトルを処分するには、僕のアパートでは週に一度、朝の8時半までに集積場に持っていかなければいけません。前夜出しはNGなんです。でも、朝はバタバタしていてベランダにそういう物があることさえ忘れている。一度忘れると『来週、また来週』と先延ばしになり、これを繰り返すうちに溜め込むようになっていました。生ゴミはにおいがイヤなので絶対ゴミ出しを忘れないんですけど、やっぱり容器は腐らないというのが後回しになる理由として大きいかもしれません」(Kさん)

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