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【ドル円週間見通し】日米の株式市場が安定化に向かえばリスク回避の円買いは後退か

・8月12日-16日に発表予定の経済指標の予想については以下の通り。

○(欧)4-6月期ユーロ圏域内総生産(GDP)改定値 14日(水)午後6時発表予定
・予想は前年比+0.6%
 速報値ではフランスとスペインのGDPはいずれも予想を上回った。ただ、域内における経済成長にばらつきがあり、欧州中央銀行(ECB)の金融政策の方向性については予断を許さない状況が続くとみられる。

○(米)7月CPI 14日(水)午後9時30分発表予定
・予想は前年比+3.2%
 参考となる6月実績は前年比+3.3%。住居費やそのほかのサービス価格でも低下が見られるなど、米連邦準備制度理事会(FRB)が目標とする2%の物価安定目標に向けて、良好な進捗を示すものとなった。7月についてはサービス価格の低下が予想されるため、コアインフレ率は伸び悩む可能性がある。

○(日)4-6月期国内総生産 15日(木)午前8時50分発表予定
・前期比年率+2.0%
 一部自動車メーカーの品質不正問題によって停止していた自動車生産が回復したこと、賃金増加等による所得の改善を受けて個人消費が前期比プラスに転じた可能性があることがプラス成長に寄与したとみられる。

○(米)7月小売売上高 15日(木)午後9時30分発表予定
・予想は、前月比+0.3%
 参考となる6月実績は前月比横ばい。インフレ率の鈍下が個人消費を下支えしたとみられている。7月については雇用情勢の緩やかな悪化の影響が表面化しつつあることから、小幅な増加にとどまる見込み。

○その他の主な経済指標の発表予定
・13日(火):(米)7月生産者物価指数、(米)7月ISM非製造業景況指数
・14日(水):(NZ)NZ準備銀行政策金利発表、(英)7月消費者物価指数
・15日(木):(中)7月小売売上高、(中)7月鉱工業生産、(英)4-6月期国内総生産、(米)7月鉱工業生産
・16日(金):(米)7月住宅着工件数、(米)8月ミシガン大学消費者信頼感指数速報

【予想レンジ】
・145.00円-149.00円

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