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猛暑でも屋外労働が当たり前の70代農家に学ぶ“熱中症対策の知恵”「長袖・長ズボンで肌の露出を防ぐ」「炎天下の日中は働かない」

 日中、気温が高い時間帯は、労働時間ではなく休み時間。極力暑い時間に動かないこと、暑い場所を避けることが、熱中症対策の自分なりの最適解だとKさんは言う。

「できるだけ屋外の作業を減らすことも意識しています。野菜の選定やラベル張りといったことは日陰で行ない、エアコンが無い場所でも業務用扇風機で風を送り込んで涼しい環境を作ります。空気を循環させるだけでも体感の暑さはかなり違ってきます」

 とはいえ、農業をしている限り日差しから完全に逃げられることはない。Kさんは、恰好や準備に気を遣うことで対策をしているという。

「通気性のよい生地の長袖・長ズボンで肌を露出しないようにします。一見暑いと思われそうですが、肌に日が当たらないほうが体へのダメージが少なく、むしろ半袖よりも快適です。帽子も必需品で、首元までしっかりと隠れるものを着用して外に出ます。2Lの水筒にお茶を入れて30分毎に水分を摂りつつ、塩分・糖分補給のためにはおやつも欠かせません」

 いまや「危険」とまで言われるようになった夏の暑さ。日差しの強い時には無理に動かないという知恵は、覚えておいて損はないのかも。(了)

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