強制決済予想を見越した複雑な動きが交錯か
株価は需要と供給のバランスで決まりますが、全てを完璧に予測するのは難しいです。
今回のような歴史的な暴落後の市場では、追証による強制決済が予想できたことで、その短期的な下落を狙った信用売りが出ることもまた容易に想像できます。もしかしたら、それをさらに見越した短期筋による買いが入っていた可能性もあるのではないでしょうか?
このように、変動が大きい相場の直後に、株価の上下を予測するのは非常に困難であったことが伺えます。このような状況下においては、常にリスクの分散を心がけるなど、より慎重な投資戦略が求められます。
【プロフィール】
森口亮(もりぐち・まこと)/個人投資家、投資系YouTuber。1983年、埼玉県生まれ。元美容師。「Excelで決算数値を管理して、有望な成長株を中・長期的に狙う」という手法で資産を10倍に。その後も着実に資産を増やしている。著書に『1日5分の分析から月13万円を稼ぐExcel株投資』(KADOKAWA)がある。YouTube「毎日チャート分析ちゃんねる」やnote(https://note.com/morip)を日々更新中。