味の好みで選ぶか、コスパで選ぶか
ほぼ同じ具材でも、81円の価格差があるローソンの『金しゃりおにぎり 出汁巻玉子と辛子明太子』とファミリーマートの『具だくさん!辛子明太子と玉子焼き』。2つの商品に明確な差はあったのだろうか。
「ローソンの『金しゃりおにぎり 出汁巻玉子と辛子明太子』は、だしが利いた出汁巻玉子が特徴的で、全体的に“和風”っぽさがあって、落ち着いたイメージ。一方のファミリーマート『具だくさん!辛子明太子と玉子焼き』は辛子明太子の辛さがしっかりと主張している感じ。同じ具材でも、意外と印象は違っていますね。どちらを選ぶかは、まさにどちらの味が好みか、ということだと思います。
ただひとつ言えるのは、ローソンのほうは『金しゃりおにぎり』シリーズということで、ごはんのふっくら感という点での特徴がしっかり出ている。81円高いというのも、このあたりに反映されているような気がします。裏を返せば、“普通のコンビニおにぎり”でいいのであれば、81円安いファミマのほうは“コスパがいい”と言えるかもしれませんね」
味や素材の違いはもちろん、価格もまたコンビニおにぎりの個性となっている。いろいろな基準で商品を選ぶことができるのは、消費者にとっては大きなメリットだと言えそうだ。(了)