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《大判チャーシュー&目玉焼き》松屋トップクラスの高額新メニュー『柔厚炙りチャーシューエッグ定食』を食べてみた 「値段もボリュームも自分へのご褒美級」

松屋『柔厚炙りチャーシューエッグ定食』。肉厚で大きなチャーシュー。脂身たっぷりでホロホロ。豚の角煮に近い

松屋『柔厚炙りチャーシューエッグ定食』。肉厚で大きなチャーシュー。脂身たっぷりでホロホロ。豚の角煮に近い

どか食いしたいときにちょうどいいメニュー

 1390円という松屋のなかではトップクラスの高額メニューということもあり、ボリュームは満点だ。

「チャーシューは本当に大きくて、2枚を平らげるのは大変なレベル。味が濃い目だということもあり、後半は結構重く感じました。お腹があまり空いていない状況だと、2枚盛でも食べきるのが難しい人もいると思います。

 たとえば中華料理店などで、このようなボリューミーな肉厚のチャーシューエッグ定食が提供されるとしたら、1390円という価格は決して高くはないと思います。松屋のメニューにしてはたしかに高いですが、納得感のある価格設定だとは思いました。“どか食い”したいときなどに、自分へのご褒美的な感じで注文するには、ちょうどいいメニューな気がします」

 とはいえ、記者Aは「もうちょっとボリュームを抑えてもいいのでは」とも感じたという。

「たとえば、チャーシューを1枚盛にして、1000円程度の定食にしてくれたほうが、価格的にもボリューム的にもより食べやすいかなとも思います。あるいは、980円くらいで“チャーシュー丼”みたいな感じにアレンジしたメニューがあってもいいかなと思いました」

 止まらない値上げラッシュのなか、牛丼チェーンもその影響を受けている。様々なメニューがどんどん値上がりしていく様を嘆くファンの声が多いのも事実だが、一方でこの『柔厚炙りチャーシューエッグ定食』のようなリーズナブルさとは異なる方向性を示す商品の登場は、牛丼チェーンのメニューの多様性が進んでいる証拠とも言えるだろう。『柔厚炙りチャーシューエッグ定食』は、安さで勝負するのが難しい今の状況における、牛丼チェーンの戦略が垣間見られる商品なのかもしれない。(了)

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