ガラガラのホールだと“休憩だけ”は気まずい?
一方で、休憩スペースがあっても、打たずに休憩するのが簡単ではないホールもあるようだ。埼玉県在住の会社員Bさん(50代男性)が、自身の体験を明かす。
「私はたまにパチンコを打つくらいなんですが、出先で急にトイレに行きたくなって、初めて入るパチンコ店のトイレを借りたことがあります。用を足したあと、休憩スペースに座ってちょっとスマホをいじっていたら、何か視線を感じたんです。それで周りを見渡してみたら、店員さんが私のことを不審げに見ていたんですよね。特に注意をされたわけではないんですが、ほかにお客さんもほとんどいなくて気まずかったし、何かを疑われているような気がして、すぐにお店を出ました」
実際に、前出の藤井氏は「お客さんが少ないお店では、打たずに休憩していると不審がられてしまうことがある」と話す。
「パチンコホールでは不正行為を防ぐために、店員は常に怪しげな客を監視しているものです。普段は常連客しかこないような閑散としたホールに、見知らぬ客がきて打たずに休憩だけをしていると、店としてもチェック対象となってしまうのでしょうね。そういう意味でも、お客さんが極端に少ないホールで休憩だけをするのは、ハードルが高いと思います。打たずに休憩をする場合は、ある程度お客さんが入っているホールのほうがいいかもしれません」(藤井氏)
厳しい夏の暑さを避けるために活用できるパチンコホール。より快適な時間を過ごすためのホール選びも心がけたい。(了)