看板プロとして抱えるスポンサーの重圧
それだけではないと、このゴルフメーカープロ担当は続ける。
「渋野はサントリーの所属プロで、そのサントリーも全英女子オープンのスポンサーとなっている。そのため全英女子オープンの日本での予選会をサントリーレディスが兼ねています。今回の予選落ちはサントリーにも“恩返し”ができなかった格好です。昨年のサントリーレディスは一時帰国して出場したが、指をケガしていたことでベースボールグリップにして臨んだ結果、予選落ちしており、スポンサーの冠大会ではことごとく結果を出せないでいる。渋野は責任感が強いと言われるが、ホステスプロとしていい成績を残さないといけないとプレシャーがかかっているのではないか」
渋野が使用するようになったことで、ピンのドライバーやアイアンが日本でも売れるようになった。アディダスではニューモデルのウエアは渋野に着用させるなど看板プロとして期待がかかっている。そうした人気プロであるがゆえにかかる様々な要因が絡んだ重圧が出てくるわけだが、“大舞台での強さ”でそれらまでも跳ね返せることを期待したい。