以前は所沢市と都内の二拠点生活だったが、コロナを機にほとんどの時間を所沢で過ごすようになった。お金を使い切るには、「都会を離れて暮らす」という選択も重要だと森永氏は言う。
「『長生きはしたいが、資産寿命が尽きてしまわないか心配だ』という相談をよく受けますが、物価の高い都会を離れればそんな心配は無用です。所沢の地価は都心の10分の1程度で物価も3割ほど安い。
都心から半径50キロ圏内、都会と田舎の間である『トカイナカ』に移り住めば、無駄な節約などせず豊かに暮らせます。退職後にお金を使い切って余生を暮らすには絶好の場所です」
お金は使うためにある。そのことを忘れてはならない。
※週刊ポスト2024年9月13日号