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《通常版は約8万円》PlayStation5大幅値上げ、ユーザーたちの衝撃と戸惑い “鞍替え”も視野に「Switch次世代機」への注目度高まる

「PS5および関連周辺機器」の新しい希望小売価格(PlayStationの公式ブログより)

「PS5および関連周辺機器」の新しい希望小売価格(PlayStationの公式ブログより)

ゲーミングPCを買ったほうがいい?

 そんなPS5について、ネット上ではここまで高くなれば、 もはや“ゲーミングPCを買ったほうがいい”といった声があふれる事態に発展した。実際、そうなのか――ゲーム事情に詳しいジャーナリストの藤井夏樹氏はこう話す。

「PS5に比べてゲーミングPCはプレイできるゲームの種類が多いほか、ゲームの内容を拡張できる自由度が高い。より濃密にゲームをプレイしたのであればPS5よりゲーミングPCを選ぶメリットがあります。

 単純にスペックの面ではPS5のほうがコストパフォーマンスがいい。PS5と同等のスペックのゲーミングPCを自作した場合、安くても12万円ぐらいかかりますから。ただ、PS5が8万円ほどにまで値上げし、コスパが悪くなったことを考えると、多少の費用を追加して拡張性の高いゲーミングPCを選ぶというゲームファンが増えてきてもおかしくないと思います」

 他の家庭用ゲーム機の価格に目を向けてみると、任天堂の『Nintendo Switch』の通常版が3万2978円、有機ELモデルが3万7978円。マイクロソフトの『XBOX SERIES X』はディスクドライブ搭載型が6万6978円(通常版)、今年10月15日発売のディスクドライブ非搭載型が5万9978円。『XBOX SERIES S』は512GBバージョンが4万4578円、1TBバージョンが4万9978円だ。7万円を超えているのはPS5のみである。

「家庭用ゲーム機で8万円近くするのは異例で、ライトなゲームファンや新規のゲームファンにとっては簡単に手を出せるものではなくなってしまいました。その一方で、ゲーミングPCを選択するコアなゲームファンもいるわけで、PS5の位置づけが難しいものになってきたようにも思えます」(藤井氏)

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