ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は9月2日より、家庭用ゲーム機『PlayStation5』(PS5)の本体及び周辺機器の希望小売価格の改定を行った。
ディスクドライブを搭載した通常版のPS5は6万6980円から7万9980円へ、ディスクドライブを搭載しないデジタル・エディションは5万9980円から7万2980円へと、それぞれ1万3000円の値上げ。また、コントローラーの『DualSense』は9480円から1万1480円、VRデバイスの『PlayStation VR2』は7万4980円から8万9980円へと値上げされた。
PlayStationの公式ブログでは価格改定の理由について〈昨今の世界的な経済情勢の変動などの厳しい外部環境を受け、当社ビジネスへの影響を踏まえ、このたびの決断にいたりました〉と説明している。
2020年11月に発売されたPS5。当時の価格は通常版が5万4978円、デジタル・エディションが4万3978円だった。その後、2022年9月に通常版が6万478円に、デジタル・エディションが4万9478円に価格改定。さらに、2023年11月には本体サイズが小型化され、SSDが825GBから1TBに増量するマイナーチェンジが行われるとともに、価格が6万6980円(通常版)、5万9980円(デジタル・エディション)に値上げされた。
さらに今回の値上げによって、通常版もデジタル・エディションも7万円台となり、通常版に至っては約8万円という、これまでの家庭用ゲーム機の価格水準から考えれば、かなりの高価格となった。8月27日の価格改定発表直後には、値上げ前に新品を買おうという人も多かったのか、全国的に品切れ状態となった。