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【ドル円週間見通し】ドルは弱含みか 今週発表の日米金融政策がカギに

今週のドル円はどう動く?

今週のドル円はどう動く?

 投資情報会社・フィスコが9月16日~9月20日のドル円相場の見通しを解説する。

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 今週のドル円は弱含みか。米連邦準備制度理事会(FRB)が想定通り利下げに踏み切れば、ドル売りが続く可能性がある。また、日本銀行は金融正常化方針を改めて打ち出すとみられ、円買い圧力も強まりそうだ。FRBは9月17-18日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利の引き下げに踏み切る公算。利下げ幅は0.25ptが主要シナリオで、0.50pt幅の利下げが行われる可能性は低下している。足元で米インフレ指標の鈍化は足踏み状態だが、直近の雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を下回った。他の雇用関連指数からも労働市場の弱さが示され、FOMCで追加利下げが言及される可能性もあろう。

 一方、日銀が19-20日に開催する金融政策決定会合では政策金利の据え置きが予想される。前回7月に想定外の追加利上げを決定したほか、当局者は「0.50%の壁」に固執しないスタンス。今回は利上げを見送る見通しだが、今後に向け金融正常化方針を改めて強調する見通し。市場では年内の追加利上げが織り込まれつつあり、円買い地合いは継続しドルなど主要通貨を下押しする要因となろう。

【FOMC】(9月17-18日開催予定)
 FRBは9月17-18日にFOMCで0.25pt幅の利下げに踏み切る公算。市場はすでに織り込み済んでいるが、追加利下げに前向きならドル売りが強まる可能性がある。

【日本銀行金融政策決定会合】(9月19-20日開催予定)
 日銀は9月19-20日開催の金融政策決定会合で現行の政策維持を決定する公算。ただ、追加利上げは12月とみられ、今回の政策決定を受けた円売りは限定的となりそうだ。

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