むしろ高まる「Switch」への期待感
商社勤務の40代男性・Cさんは、PS5 Proについてやはり「気軽には買えない」と言う。
「私はPS5、妻と息子と娘はSwitchを使っています。毎日ゲームするわけではないし、より高画質でプレイしたいというわけでもないので、PS5 Proは見送りです。PS5 Proは、私のようなライト層対象ではなく、文字通り“プロ”用として、ゲーム配信者やYouTuber、熱狂的なゲーム・プレステファンのための商品という印象です」
それでも家庭内でPS5 Proの話が上がらなかったわけではない。Cさんは「PS5 Proがダシに使われた」と苦笑する。
「妻の『PS5 Pro1台分の値段で、Nintendo Switch(有機ELモデル、3万7980円)が3台買えちゃうね』という発言で、改めてPS5 Proが高級品ということを痛感しました。近くSwitchの後継機が発売される見込みですが、妻から『PS5 Proが12万円なら、新しいSwitchが5万、6万円台になってもあまり驚かないし、安く感じるよね?』と言われる始末です(笑)。我が家ではPS5 Proの発表で、逆に新しいSwitchの期待感と買い替え欲が高まることになりました」(Cさん)
初代PS誕生から30周年を迎える今年、その価格とゲーム環境の変化も相まって、PSとの付き合い方を考え直す人も少なくないようだ。(了)