家計

「割り勘なのにポイントは全部相手の懐に…」 友人・知人に「ポイント横取り」された人たちの本音と、不満を伝えにくいワケ

一度も「ポイント貯めてる?」と聞いてもらえない

「ポイント横取り」行為は、男女の関係にもしこりを残すことがある。マッチングアプリで知り合った男性とデートに行く際、毎回割り勘にもかかわらずポイントを横取りされると憤るのは、会社員の女性・Bさん(29歳)だ。

「マッチングアプリで知り合った男性と3回ほどデートに行っています。私も相手もある程度は稼いでいるので、毎回割り勘で会計しています。相手の男性は私よりも収入も高く、年齢は3歳上。結構きっちり割り勘を要求してきますが、それ自体は嫌ではないんです。問題は、割り勘なのにレジでまとめて会計するのは彼、そしてポイントを貯めるのも彼、ということです。

 お店を予約してくれた時も、食べログで事前に『Vポイント』を貯めたり、居酒屋では『楽天ポイント』を貯めたりする。私はそこまで積極的じゃないけど、いちおうポイントのアプリは入れています。でも、一度も『ポイント貯めてる?』とか聞いてくれたことがないんですよ。これって小さいことだと思うけど、みっともないなと思って。その点だけがどうしても気になっちゃって、恋人になって良いのか決めかねていて、宙ぶらりんの関係のままです」(Bさん)

服の買い物に付いてきてポイントだけ横取り

 なかには、自分は買い物をせずに、友人の買い物の付き添いに来てポイントを貯めるという猛者もいる。都内の大学に通っている男性・Cさん(21歳・大学生)は、アパレルショップでこんな経験をしたことがある。

「大学の友達と一緒にセレクトショップに服を買いに行ったんですけど、相手は『俺は金ないわ』とか言って、結局何も買わなかったんですよ。僕は欲しかったリュックとパンツを買って、合わせて3万~4万円分くらいだったんですけど。久しぶりにその店に来たから、会計の際にアプリのログインIDとパスワードがわからなくて、結局ログインできなかったんですよね。

 そしたら、その友達がすかさず『あ、俺、ここのポイント貯めてるから』とか言って、スマホで会員証を出して、普通にそいつの会員証にポイントが貯まったんですよ。その時に『ポイントありがとう』とかお礼も言われず、当たり前のように振る舞っていて、かなり印象が悪くなった。付き合い方を変えようと思ったきっかけになりましたね」(Cさん)

 この他にも、大勢の飲み会の会計を一人で済ませ、こっそりと自分にポイントを貯める人や、クレジットカードとポイントが「二重取り」できる店舗でしかデートをしない人、などもいるという。ポイ活をしていない人のなかには、横取りをされてもまったく気にしない人もいるかもしれないが、「なんだかすっきりしない……」とモヤモヤしている人もいるようだ。

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。