「S」マークが目印の「セラーズ」
「セラーズ」は「S」のマークが目印
1992年の設立のセラーズは、北海道酒類販売の子会社であるプライムハンズの運営で、現在は28店舗を展開している。ほかの地方には進出しておらず、完全なる北海道ローカルチェーンである。ボランタリー方式で売り上げに対するロイヤリティがないため、店舗ごとの自由度が高く、個々に独自色を打ち出しているのが特徴だ。
親会社の北海道酒類販売の敷地隣に店舗を構える大谷地店では、イートインコーナーも設置している。素早く提供できる麺類メニューを中心に丼物やアイスなども提供しており、喫茶店のような雰囲気で気軽に利用できるため、地元人気が高い店舗である。
店名は貯蔵を意味する「セラー」から、といわれているが無関係らしい
特徴的なロゴの「S」は頭文字ではなく、看板をよく見ると「Convenience“S”tore」からきていた
大元が酒卸のため地酒も豊富
また一部の店舗ではイートインコーナーも併設しており飲食が可能である
短い提供時間で調理可能な麺類は急いで食事をとる運送業の方々に人気だとか。カレーを始め、ほとんどのメニューが500円以下であり、コスパも抜群だ
【プロフィール】
加藤弘倫(かとう・ひろのり)/1983年神奈川県生まれ。もともとはコーンポタージュ缶のコレクターで、全国を回るうちにローカルコンビニを2000店舗以上訪れるほどのマニアに。TBS『マツコの知らない世界』で「ローカルコンビニの世界」の回に出演。テレビ東京『見取り図のニッポン!えぐイイ!チェーン店』でもローカルコンビニを紹介した。
※加藤弘倫『全国ローカルコンビニグルメ図鑑』(小学館クリエイティブ)を元に一部抜粋して再構成。写真も同書より