さわやかな気候とともに、秋の行楽シーズンがやってきた。とはいえ気がかりなのは近年増加中の自然災害ほか“のっぴきならない事情”ができたときのこと。もしもに備えて「キャンセルへの対策方」を知っておこう。
いざキャンセル料が発生したら、支払わなければならないのは当然のこと。災害などではなく個人的な理由ならなおさらだ。しかしそれでも、旅行に行けなくなったうえにお金を上乗せして支払うのは苦しいものがある。確実な対策の1つが「キャンセル保険」だ。
「保険」のおかげで8万円が2500円の負担ですんだ
4才と2才の子供を育てる栃木県のAさん(38才)が話す。
「旅行のときは必ずキャンセル保険に入ります。この春も出発前日に子供が感染症にかかったのですが、キャンセル保険のおかげで本来なら8万円のキャンセル料が、自己負担額2500円で済みました」
キャンセル保険は、支払ったキャンセル料の全額または一部が支払われる。ファイナンシャルプランナーの加藤梨里さんが説明する。
「子供がいるなど急病の心配がある人や、コンサートを目的とした旅で、中止になったら旅行も取りやめたいという人などに向いています」