“サイゼリヤデート”はアリかナシか、4℃のアクセサリーは恋人への贈り物としてアリかナシか――などといった“期待値ギャップ”議論にはさまざまあるが、先日は産休に入る同僚に、職場代表として「イオン」で購入した花束を渡したら、お金を出し合った仲間内の女性陣から思わぬ批判を浴びたという嘆きが、ネット上をにぎわせていた。
相手への感謝を込めて贈る花束。購入する行為自体がすでに感謝のあらわれと捉える人もいれば、専門店やデパートなど、特別な場所で購入することに意味を見出す人もいるようだ。感謝の花束を買うのに、イオンはアリかナシか、みんなの意見を聞いてみた。
「包装紙をありがたがるお婆ちゃんの“高島屋”信仰みたいなもの」
都内にあるIT企業勤務の20代女性・Aさんは、「イオンが悪いわけではない」と前置きしたうえで、「特別感も大切にしたい」と言う。
「正直、花束なんてどこで買ったかは関係ないとは思いますよ。ただ、もらう立場だったとしたら、イオンで買ったことは知りたくないかもです。イオンは日常的な買い物をする場所なので、もう少し特別感があってもいいかなあとは……。
たしかに有名なお花屋さんやこだわりのあるお店は包みもおしゃれで、“ほかとは違う”感があるんですよね。つまり中身というよりはその包装や、ブランド名が入ったシールなどで贅沢さを感じるわけで、言ってみればお婆ちゃんの“高島屋や伊勢丹の包装紙を信頼する”みたいなものですかね」