ちょっとした息抜きだけでなく、勉強や仕事など、カフェを一人で利用することがある人は多いだろう。そうした時に悩ましいのは、「トイレ離席時にどうするか」という問題だ。
飲み物などが残っていれば「そこの席は確保している」と思ってもらえるかもしれないが、だからといって荷物が多ければ、それを全部持ってトイレに行くのは面倒くさい。かといって、荷物を置きっぱなしにすると、たとえ短い離席時間でも盗難されるリスクがある。パソコンやスマホ、イヤフォンなど、荷物には財布以外にも大事なものがたくさん入っているなかで、一人カフェ利用者は、一体どうしているのか。
仕方なしに財布だけ持っていく
メーカー勤務の30代女性・Aさんは、カフェでよく仕事をする。トイレ離席時には、「財布だけ持っていく」というが、本音では「持っていきたくない」とも漏らす。
「そもそもカフェに行くと、先に席の確保をお願いされることがあります。大体ハンカチや上着、日傘なんかをテーブルに置くことで席取りの意思を示します。問題は、席についた後のトイレです。
さすがに荷物を持ってトイレに行くのは面倒なので、財布だけ持っていくことにしていますが、本当はトイレのなかに財布なんて持ち込みたくないです。置く場所がろくにないことも多いですし……仕方ないですけどね」
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