毎月のように広告収入が増えていく
宮本名誉教授によれば、5月の時点では大谷選手がコマーシャルに出演していた企業の売上増加額がわからなかったが、各企業の発表などをもとに40億円(海外約20億円、日本国内約20億円)を加えた影響もあるという。
「大谷選手のケースが異例なのは、球団の日本企業からの広告収入や大谷選手に対するスポンサー契約が毎月のように増えていったこと。通常はシーズンオフにスポンサー契約が増えるが、大谷選手の場合、シーズン中にもどんどん増えたことに驚かされました」(宮本名誉教授)
昨年、18年ぶりのリーグ優勝で日本中を興奮させた阪神の経済効果は約872億2114万円と計算されていた。阪神の経済効果は約70人の選手たち全員で創り出したものだが、大谷翔平はたった1人でそれを上回る経済効果を生み出した。
宮本名誉教授は「ワールドシリーズで世界一になり、MVPを獲得すれば経済効果はさらに大きくなるだろう」と締め括った。成績に関して未踏の地に足を踏み入れた大谷だが、2024年の経済効果も、まだまだ天井知らずだ。
(以下、詳細図解で「大谷翔平の経済効果がたった5か月でどれだけ増えたか、項目ごとの驚きの一覧」を紹介)