ビジネス
Netflixはテレビを殺すか

バラエティでも存在感を増すNetflix 出演芸人は「地上波でできないネタを安心してぶっ込めた」、ギャラも高額で「1桁違う」の証言も

「ABEMA」と地上波のギャラはそれほど変わらないが…

 LGBTQに真正面から向き合った恋愛リアリティショー『ボーイフレンド』も大きな話題を呼んだ。

「『ボーイフレンド』は日本初の男性同士の恋愛リアリティショー。誤解を招くようなテロップや演出をしたら批難が集中する可能性のある難しいテーマで、地上波ではまずできない。9人の男性出演者を集める過程でも、それぞれと綿密な対話をして出演がまとまったと聞いています」(民放のバラエティ制作関係者)

 ドラマと同様にバラエティもギャラは高額だ。お笑いコンビ・ノンスタイルの井上裕介が語る。

「僕は配信でも広告があって無料で観られる『ABEMA』のバラエティ番組によく呼んでもらうのですが、ギャラは地上波のテレビとそれほど変わりません。ところがネットフリックスは別格で出演者のギャラが1桁違うと聞きます。番組のセットや大型の海外ロケなんかを見ても頭一つ抜けている」

 近年はコンプライアンスを気にする地上波だが、「配信には大きな可能性がある」と大城は語る。

「配信だから何をやっても許されるとは思わないけど、配信では放送禁止用語やエグい話をギリギリまで攻めることができます。配信は芸人が自由に笑いを取ることができ、チャンスが広がる場なんです」

※週刊ポスト2024年11月1日号

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。