【予測9】親の介護を想定しておいたほうがいいです
内閣府の「令和4年版高齢社会白書」によると、75歳以上の高齢者が要支援か要介護になる割合はおよそ3人に1人という統計データがあります。
注意したいのは、親は1人ではないということ。義父母も含めて4人いると想定すると、親の誰かが要介護状態になる可能性は低くないことが窺えます。
40代半ば以降に、親の介護が発生することをライフプランに加味しておくべきでしょう。
予測5で、寿命が伸びそうだと申し上げました。それは親世代も同様です。介護する確率が上がり、介護する期間が長くなる可能性も想定しておいたほうがいいかもしれません。
【予測10】高齢でも生活のために労働する人が多くなります
今や60歳でリタイアする人が少なくなってきています。60~64歳の年齢階級では7割以上の人が就業、65~69歳でも5割を超えています(総務省「労働力調査」より)。
一方、老後、自分や家族が必ずしも健康で働けるとは限らないことも想定しておくべきでしょう。運よく働けるような健康が保てたとしても、求人は限られ、希望する仕事が見つかる可能性が高いとは言えません。希望しない職種に低賃金で就かざるを得ないことも考えられます。
老後まで嫌々仕事に行くのは辛くないですか? 健康年齢のうちに老後を楽しむ人生にしたくありませんか?
これまでに申し上げてきた現状の課題を解決するのが投資です。ただやみくもに投資を始めてしまうと、逆効果。「仕組み化」が大切です。
※桶井道・著『おけいどん式「高配当株・増配株」ぐうたら投資大全』を元に一部抜粋して再構成
【プロフィール】
桶井道(おけい・どん):個人投資家(投資歴25年)・物書き。1973年生まれ。世界中の優良株・ETF等を約100銘柄保有し、高配当株および増配株を買ったら放置する「ぐうたら投資」を極めてから資産成長を加速させる。2020年に資産1億円達成すると同時に早期退職を実現、2024年にはピークで資産1.9億円に到達。最新刊は『資産1.8億円+年間配当金(手取り)240万円を実現!おけいどん式「高配当株・増配株」ぐうたら投資大全』(PHP研究所)。
新刊『資産1.8億円+年間配当金(手取り)240万円を実現!おけいどん式「高配当株・増配株」ぐうたら投資大全』(PHP研究所)では、世界の優良銘柄100選がカタログ形式でまとめられ、桶井氏が各銘柄を詳細に分析・解説。株価チャートおよび売上高・利益・配当金などの数字はマネックス証券の情報を引用して網羅されているので、企業データの研究にも最適。