●【基本メソッド6】国分散
国分散もセクター分散と同じような考え方です。国によって株価の動きが異なることがあり、そこに分散する意味があります。2022年から2023年は米国株が難しい展開であったのに対して、日本株は違う動きを見せました(図2-4)。
2022年の日本株はディフェンシブな動きをして、高配当株を中心に堅調でした。2023年は日経平均株価がバブル期以降の高値を更新、2024年は34年ぶりに史上最高値を更新しました。また、TOPIX(東証株価指数)も2024年に史上最高値を更新しています。
逆に、それより前は、おおむね米国株の方が好調でした。
参考までに、私の投資先地域別シェアをご紹介します(図2-5)。
2022年以降、保有する日本株が株価を上げたため日本の比率が高くなっていますが、今後、米国および先進国(日米以外)のシェアを上げたいと思っています。先進国(日米以外)には、英国やカナダ、オランダなど、新興国にはインドや台湾、ブラジルなどが含まれます。
私のように数十の多国籍分散は必要ありませんが、まずは日米への国分散から始められてはいかがでしょうか。
キーワードは、「国分散」「セクター分散」です。どうです? 「ぐうたら投資」の全体像が見えてきましたか?