閉じる ×
投資
おけいどん式投資メソッド

配当株投資で億り人になった投資家が実践する「株を保有した後のメンテナンス」 株価下落の原因調査や損切りルールの確認

【メンテナンス2】中期経営計画の確認

 3年毎くらいに発表される中期経営計画にも目を通しましょう。会社が自らの理想とする近い将来像が見えてきます。目標とする売上高、営業利益、営業利益率、株主還元方針などがわかります。

【メンテナンス3】株価下落の原因調査

 四半期決算は見なくてもいいとは書きました。ただし、四半期決算の発表やその他のタイミングで、保有銘柄が、単独で、それなりに株価下落した場合は、その理由を調べてください。

「それなり」の基準は人によりますし、セクターや銘柄にもよりますが、おおむね1日で4~5%以上、もしくは3%程度でも2日間以上、下落が続く場合が目安になります。

 または、銘柄ごとの常日頃の株価の動きがだんだんとわかるようになりますので、いつもと違う下げ方だという違和感を覚えたら、詳しく調べれば良いと思います。

 原因を調べるためには、四半期決算、IRリリース、報道などをチェックする必要があります。 その原因が一時的なものであれば、そのまま保有してきっと問題ありません。逆に、株価が過剰反応しているのなら、追加投資のチャンスかもしれません。

 しかし、不祥事を起こした場合は、繰り返されることがあります。もしくは、ライバル企業が素晴らしい製品を開発した場合は、競争力を失いますので、投資時とは評価が変わってきます。売却判断を下さねばならない可能性が高いです。

 対して、日経平均株価やNYダウが暴落したときに、投資している銘柄が連れ安するのは仕方がありませんので、このときはスルーしてください。 長期で投資していると、年に1度は大きく下落したり、数年ごとにさらに大きく下落したりするケースがあるので、常に儲けようと思わないことも大切です。

 この場合、下落原因の調査は不要ですが、逆に、もしその気があるなら、それは追加投資(保有銘柄への追加の投資)や新規投資(新しい銘柄への投資)のチャンスかもしれません。市場全体が乱れたときは、優良銘柄ですら大げさに反応することがあります。その隙をつくのです。

「株価を見て一喜一憂するな!」とはよく言われますが、株価が上がったら一喜して、下がったら一憂せずスルーする、もしくは下がっても一喜して優良銘柄を安く買う……そんな「一喜専門家」になるのが「ぐうたら投資」のコツです。

次のページ:【メンテナンス4】損切りルール

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。