自分で財団を作るには、設立の知識・労力、自分の死後に運営を託せるか? など問題がありますが、「マイ基金」なら手軽です。
窓口は複数の公益財団法人がやっています。自分が支援したい分野を指定して、税金の優遇を受けて、手続きはすべて窓口となる公益財団法人にやってもらえるというのが特長です。金額のハードルは低く、公益財団法人によりますが、数万円や100万円からとなっています。金額が大きくなれば、資産を現金化する必要はなく、株式でも可能です。
そして、基金(私の場合は株式やETF)を取り崩さず(現金化せず)に、その運用収益により永続的に活動する選択肢もあります。ちなみに、マイ基金の名前は「おけいどん子ども食堂基金」「桶井道○○大学奨学基金」など自分でつけることができます。
このように、私の死後も、私の意志(=救急車、マイ基金)は生き続けて、誰かに貢献していく、こんなに素晴らしいことはないと思います。
改めて皆さんに声を大にして伝えたいのは、お金を有効活用する大切さです。家族、社会、地元(地域)に恩返ししていく。社会貢献および国際貢献、次世代を意識する。もちろん、自分のために「還元」もする。
お金は有効活用して「なんぼ」です。資産額3000万円なり、5000万円なり、1億円なり……、また配当金額100万円なり、200万円なり……、目標額を決めることは大切です。具体化するから行動が決まります。
ですが、そこまで増やすこと自体を目的にしてはいけません。そのお金をどう使うかが大切なのです。 私のようにゴールベースで考えて、「○○がしたい」から目標額が具体的に決まってくるのです。何度も繰り返しますように、ゴールベースのアプローチがお勧めです。
ただし、若いうちは、人生の目標を立てるのは困難ですから、たとえば10年後の目標でも構いません。目標をセットしたら、そこに向かって行動しましょう。