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家計

「安い商品にはワケがある?」激安青果店で“ハズレ野菜”を引かないためのテクニック 消費者が実体験から学んだ“失敗しやすいもの・意外に外れないもの”

昼に買ったブロッコリーが夕方までに傷んでいた

 同じく都内に住む主婦Bさん(30代)も、激安青果店での失敗を経験している。

「ある日、近所の安い八百屋さんでブロッコリーが1株150円で売っていたんです。最近はスーパーでも300円ぐらいしていたので、これはラッキーだと2株買いました。

 ブロッコリーを買ったのは昼で、そのまま家に帰って、どうせ夕食に食べるからと冷蔵庫に入れず出しっぱなしにしておいたんです。そうしたら、夕方にはそのうち1株の表面がフニャフニャに傷み始めていて……。冷蔵保存しておくべきだったんでしょうけど、さすがに数時間でこんなに傷むのかと驚きました。どうにか傷んでいる部分を捨て、残った部分をゆでて食べたんですが、おいしくはなかったです。

 もう1個のブロッコリーは冷蔵庫の野菜室で保存しましたが、翌日の朝に冷蔵庫を開けると野菜の腐ったようなイヤなにおいが充満。もはや完全に傷んでいたんです。安すぎる野菜には注意しないといけないと思いました」

失敗から学んだ上手に活用するコツ

 食品ロス軽減の意義がある激安青果店だが、消費者にとっては“ハズレを引かされる”リスクからは逃げられない。そんな激安青果店を上手に活用するには、どうすればいいのか。

 よく激安青果店を利用しているという外食事情に詳しいフリーライターの小浦大生氏は、「念入りに商品選びをするしかない」と話す。

「激安青果店を利用する際は、傷んでいるかもしれないということを念頭に置いて、念入りにチェックするしかありません。また、同じ野菜のなかに1つでも明らかに傷んでいるものがあると、ほかのものも傷んでいる可能性が高いと考えるようにしています。結局、安いのには理由があるわけですから、“傷んでいるかもしれない”“無駄になるかもしれない”という覚悟を持って買うことです」(小浦氏)

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