レッド・ウェーブで米国株に追い風
なのなのさんの見立てにおける日経平均の相場のレンジは「3万6000~4万円」と幅があるように見える。そうしたなかで、どのように投資していけば良いのだろうか。
「大統領のみならず米議会も上下院ともに共和党が多数派を占める“レッド・ウェーブ”となり、『米国第一主義』が強まるでしょう。そのことを考慮すると、最も上がりやすいと考えられるのは米国株です。一方で、石破首相が株価フレンドリーな政策を打ち出す期待は薄い。そもそも支持率と株価のパフォーマンスは相関関係にあるというデータもあり、支持率が低迷している石破政権では株価の大幅な上昇も期待しにくい。そう考えていくと、米国株が日本株をアウトパフォームしていく可能性は高いでしょう」
日本株に投資するよりも、米国株上昇の恩恵を受ける方法を考えるほうが、大きなリターンを手にする近道かもしれない。別記事〈現役会社員の億り人・なのなのさんが指南 トランプ再選で注目したい「5つの米国株ETF」と購入を避けたい日本株〉では、具体的にどんな選択肢があるのかを紹介している。
【プロフィール】
なのなの/兼業投資家。大学時代から投資歴20年以上。当初6年間は赤字だったが、高配当株をメインとした2008年以降は16年連続で黒字。2021年に1億円達成し、現在の保有資産は1億8200万円。著書に『月41万円の“不労所得”をもらう億リーマンが教える「爆配当」株投資』(KADOKAWA)。