藤川里絵「さあ、投資を始めよう!」

【投資信託だけじゃない】単元未満株を使ったコツコツ積立投資の人気がじわじわ拡大 NISA成長投資枠も利用可能、主な証券会社の自動積立サービスを比較

単元未満株の積立投資の魅力

 単元未満株の積立投資には、以下の魅力があります。

【1】リスク分散ができる
 1万円の株を単元株の100株で買い、翌日10%下落すると1日で10万円の損になりますが、1万円ずつの積立なら、1000円の損で済みます。

 また下落しているときも、同じ金額ずつ買い増ししていけば、ドルコスト平均法で、買い付け単価が安くなり、株価が上昇したときの評価益の回復も早くなります。

【2】銘柄分散できる
 仮に投資資金が10万円でも、幅広い銘柄に分散できます。業種を分けて値動きの違う銘柄を分けて購入し、自分好みのポートフォリオを作ることも可能です。

【3】値動きに対してストレスが小さい
 少額でのコツコツ投資なので、大きく下がったときのストレスが小さくすみます。

個別株の自動積立ができる証券会社

 以下の表は、個別株の自動積立ができる主な4社(SBI証券、楽天証券、auカブコム証券、大和コネクト証券)の条件を比較したものです。

個別株の自動積立ができる主な証券会社

個別株の自動積立ができる主な証券会社

 投資信託の自動積立のように、価格が下落したときにたくさん買えるドルコスト平均方で投資をしたいなら、金額指定を選びましょう。

 買い付け価格は、4社とも指定日の始値になります。売買手数料は、大和コネクトが買い付け価格の0.5%、ほか3社は無料です。トータルでみると、SBI証券がもっとも利便性が高そうです。NISA口座を上記4社のいずれかで開設していれば、NISAの成長投資枠で自動積立ができます。

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