週刊文春誌上で50代社長との高級タワマン不倫が報じられたタレントの鈴木紗理奈。同誌によると、相手男性は鈴木に“離婚はすでに成立している”と説明していたといい、週刊誌取材によってパートナーの“裏切り”が発覚し、鈴木は「えっ、ウソだ、ウソだ」と、当初はその事実を飲み込めなかったという。
こういった事例は有名人に限った話ではないだろう。マッチングアプリなどのソーシャルメディア経由での出会いが増えている昨今、相手側が置かれている事情を深く理解する前に交際に至ってしまうケースも少なくなく、不本意な形で“騙され不倫”の当事者になってしまう場合がある。そのリアルケースと相手の嘘がどう発覚したのかを見てみよう。
彼女が入院したとき「夫」を名乗る人が現れて…
アプリで出会った女性から1年半のあいだ独身だと騙されていたというのは、都内のインフラ系企業で勤務する男性・Aさん(30歳)だ。
「28歳の頃、マッチングアプリで知り合った年上の女性と、1年半交際しました。彼女は6歳年上で当時34歳、僕も真剣に結婚を考えて交際していました。彼女が『もうすぐ高齢出産になってしまう』『いつか子どもが欲しい』と話していたので、その願いを自分が叶えてあげたいと思ったのです。
付き合い始めてすぐに、一人暮らしをしていた僕の部屋で彼女と半同棲するようになりました。相手も不動産関連の仕事をしていて収入も申し分なく、“自立したお姉さん”という印象でした。毎週3、4日くらい僕の家に帰ってきて泊まるというルーティーンで、結婚式の話なども進めていたんです」(Aさん)
そんなAさんは、あることがきっかけで彼女が既婚者であることを知らされた。
「入籍について真剣に考えていたころ、彼女が体調不良になって入院したことがあったんです。僕もお見舞いにいったのですが、なんとその病院に彼女の夫を名乗る男性が現れて、その人の口から実は既婚者だったということを告げられました。晴天の霹靂で、何が起きているのかさっぱりわからず……。彼女の夫は僕に怒ることはなく、むしろ『申し訳ない、迷惑をかけました』と謝ってくれました。ただ自分の両親が激怒して『そんな女とは今すぐに別れろ、二度と連絡を取るな』と。
その件について、彼女としっかりと話し合いをすることもなく破局して、なぜ騙されたのかもわからない。あの1年半は一体なんだったのか、今思い出しても怖いです。友人に相談したら『それは結婚詐欺だよ』と言われましたが、もう過去のことだし、金銭を奪われたわけではないので、水に流しました」(同前)