上昇トレンドが続く場合の次なる株価目標
N字計算法による目標株価を超えて推移している場合を仮定し、E字計算法による目標株価をしてみます。
前述しているように、上昇幅を足し合わせる起点を直近高値である2022年1月高値(4818.62pt)にすることで、N字計算法の目標株価を算出することができます。N字計算法による目標株価は7445.38ptで、目標株価までの上昇率の目安は+25.4%となります。
この目標株価がすぐに達成されることは、現在のPERや金利動向では難しいでしょう。時間をかけて達成される可能性がある数字、と捉える程度の認識がよいと思います。
このように、現在の株価が上昇トレンドであれば、その上値目標を計算することができます。
ひとまずは年内を目安にN字計算法の目標株価である6118.34ptを達成し、E字計算法の目標株価への道筋が見えるのか。また、達成できずに調整入りになるのか。
ここに注目しながら、日々の経済動向と合わせて見ていくことで、投資における重要なヒントを得ることができるでしょう。
【プロフィール】
森口亮(もりぐち・まこと)/個人投資家、投資系YouTuber。1983年、埼玉県生まれ。元美容師。「Excelで決算数値を管理して、有望な成長株を中・長期的に狙う」という手法で資産を10倍に。その後も着実に資産を増やしている。著書に『1日5分の分析から月13万円を稼ぐExcel株投資』(KADOKAWA)がある。YouTube「毎日チャート分析ちゃんねる」やnote(https://note.com/morip)を日々更新中。