来年度の「大学入学共通テスト」は1月18、19日に実施予定(写真は2024年、時事通信フォト)
主に首都圏で「中学受験ブーム」が過熱する背景には、「公立中→高校受験」という王道ルートについての情報が少ないことがあるのではないか。私立の中高一貫校は、基本的に受験勉強して大学を目指す進学校が目立つが、一方の公立高校にはさまざまな専門科があり、その専門性を活かした進学ルートも用意されている。フリーライターの清水典之氏が、受験情報の専門家への取材を基にレポートするシリーズ「“中学受験神話”に騙されるな」、進路の選択肢も多様な公立高校の現在について紹介する。【第4回】