高校卒業までに多額の費用がかかる「中学受験」はもともと“富裕層”向きだった(イメージマート)
過熱する一方の「中学受験」ブーム。「学校で仲の良い友だちが中学受験をする」「あの子も塾に通っている」──そう聞くと、小学生の子をもつ親としては、「中学受験しないと取り残されてしまうのではないか」と不安になることもあるのでは。しかし、全国で私立中学に通う生徒は1割に満たず、最新データでも中学生全体の7.9%に過ぎない(文部科学省「令和6年度学校基本調査(速報値)」より算出)。大多数が公立中学から高校受験を経て進学するなか、中学受験の情報にばかりさらされているために、思い込みの呪縛に囚われてしまうのではないか。中学受験か高校受験かを迷う人に必要なのは、様々なデータやファクトに基づく「正しい情報」だ。シリーズ「“中学受験神話”に騙されるな」、フリーライターの清水典之氏が、受験情報の専門家らへの取材を基にレポートする。【第1回】