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大手スポーツメーカー・ミズノはなぜ、広島・新井監督とヤクルト・高津監督の異色の「敗軍の将対談」を実現できたのか 現場では「歴史的失速」の理由解説まで

2人をつないだ縁とは

 新井監督と高津監督は現役時代に共にミズノブランドアンバサダーを務めていた。ミズノブランドアンバサダーとは、ミズノ製用具の使用、野球品開発の協力などを行なう契約選手のこと。このオフも新たに6人が加わり、12球団において計61人が契約している。

 現役の監督でも、かつてミズノブランドアンバサダーを務めた経験があるのは6人を数えるが、今回の2人は広島工の先輩後輩という間柄でもある。ミズノの担当者がトークショーを持ち掛けると快諾したという。シーズン前に監督が一堂に集まることはあるが、シーズン終了後に現役監督の対談が行なわれるのは初めてのことだという。

 そうして実現した異色のトークショーでは、高津監督が「今年は7月に(屋外で暑さの厳しい)マツダでデーゲームがあったんですよ。マジかって」と詰め寄り、新井監督は「ありました。ただボクが決めるんじゃないので……」と苦笑する一幕も。

 逆に、楽天を自由契約になった田中将大の獲得に、ヤクルトが動いていることに水を向けられた高津監督は「ボクの仕事じゃないので」と煙に巻いた。1時間続いたトークの最後には「この2チームがレベルの高い優勝争いをして盛り上げたい」という2人の言葉で締めくくられた。勝利監督の談話は当然、注目を集めるが、敗軍の将のトークにもまた、独特の面白さがありそうだ。

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