「5分あれば余裕で装着完了」話題の布製タイヤチェーン「イッセ・スノーソックス」の実力を検証　 従来のチェーンとは異なる“手軽な装着性”と“収納性の良さ”を実感

簡単に装着できる布製滑り止め。走りやグリップ力はいかほどか

雪国の厳しい路面状況ではサイプと言われる無数の細かな切れ込みが入っているスタッドレスタイヤがもっとも有効。一方で夏場のドライ路面などでは制動距離が伸びることも（写真はブリヂストン・ブリザックVRX3）

降雪の少ない地域ではドライ路面にも対応できる通年仕様の「オールシーズンタイヤ」が便利。写真は「ミシュランクロスクライメート2」でV字型のトレッドパターンを採用

前後だけでなく左右での議リップ力も実現した亀甲形チェーン「クラック＆ゴー ユニカ　M32」

写真のチェーンは「175/60R16」のタイヤに装着できるサイズで価格は2万196円（税込み）。圧雪路では威力を発揮する

縦40cm、横25cm、厚さ8cmのソフトケースに収納できるので、積載もよく、トランクに常備しても邪魔にならない

布製滑り止めのパイオニア「オートソック」を短距離用（緊急用）として装備。少し長い距離は「スノーソックス」と使い分けしている

まずは上半分にスノーソックスを被せる。4WDの装着は駆動と操舵を担当する前輪に

クルマを前進あるいは後退させ、タイヤを180度回転させる

残り半分をタイヤに被せれば装着完了。少しズレていても走行中に正しい位置に補正される

今回のテスト車両には「日産ノートオーラe-power 4WD」を使用。４WDということもあり走行時の安定感は良好だった

凍結路に薄く雪が覆った路面。制限速度40km/h以内なら安定して走行出来る。もちろん路面状況により発揮される性能は異なる

圧雪路を走行後の接地面。雪が所々に付いているものの布の目に詰まることなく、グリップ力を発揮する

ノート・オーラより車重が軽い、前輪駆動のMINIに装着し、10cmほどの深雪を走ったところ、スタックすることもなく走って行く

10kmほど雪道と一部アスファルト路を走ったあとに外す。穴や布目のよれなどはまだ見られない。帰宅後、水洗いして乾燥させてから袋に詰めて車の荷室に保管して、次の使用に備える