「もう時効だけどさ」という枕詞でわざわざ“防衛”
Wさん(東京都/30代男性)もお酒の席で同じような自慢話に付き合わされ、辟易したことがある一人だ。飲み会は仕事の付き合いで行くというが、「実質、男たちの自慢を聞く場」だとWさんはため息をつく。
「『もう時効だけどさ……』という枕詞のもと、『店のお酒を全部飲んだ』とか『小学生の時に漫画を万引きした』など、何かの手柄のように語ってきます」(Wさん)
そういう“語り”をされた時、「反応に困る」というWさん。「学生時代のバイト先にもそういう人がいたので、どの世代にもいるのかもしれません」と前置きをしつつ、「おじさんになればなるほど、痛々しい。“時効”という謎の屁理屈で自らを防衛しつつ、普通に自慢することがないのかなと思ってしまいます」と話していた。
ネット上でこうした内容を投稿するとすぐに炎上するが、SNSをそこまでやっていない世代はリアルで過去の“悪行”を吹聴するため、ネットのように拡散されたり批判されたりするケースは少ないのかもしれない。ただし、聞かされる方が辟易としているのは間違いないようだ。