いつでもどこでもスマホを開く時代になり、あらためて映画館内での鑑賞マナーの徹底が叫ばれる昨今だが、そこに “外国人の鑑賞マナー問題”が新たに浮上している。
日本に長期滞在や居住する外国人も増え、映画館を利用することも増えてきている。日本では誰もが快適に鑑賞できるよう、 “上映中はお静かに”というマナーが浸透しているが、鑑賞スタイルは国によって異なる面もあるのかもしれないが、映画館で“外国人のマナー”に困惑した人たちに話を聞いた。
ポップコーンを食べながら雑談
「洋画は吹き替えではなく字幕派」というこだわりがあるKさん(40代/女性)は、六本木の映画館での経験を語る。
「字幕上映では、以前から外国人客をよく見かけました。リアクションが大きかったり、日本人と笑うポイントが違ったりするのは構わないのですが……上映中の雑談はさすがに気になります。
先日も映画館で洋画の字幕版を観ていたのですが、隣の席の外国人カップルがポップコーンを食べながらずーっとボソボソ喋っているんです。ポップコーンをつかむ手の音も大きくて、まるで自宅のリビングにいるかのよう。気が散って映画に集中できませんでした。上映マナーに文化の違いもあるのかもしれませんが、ここは日本。映画館では静かにしてほしかったです」(Kさん)
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