2つのアルバイト先が「天国と地獄」
店によって対応の差を感じた人もいる。メーカー勤務の20代男性・Bさんは、学生時代に働いていた2つのアルバイト先が「天国と地獄でした」と語る。
「ひとつめは週2くらいのバイトだったので、一緒に働いている人の連絡先なんて知りません。そんな状態なのに、店長から『休む場合は代わりを探してから』と念押しされていましたね。その次のバイト先では、代わりを探してから社員に報告すると、『え、代わり見つけたの? ありがたいけど、そんなこと気にしなくていいんだよ。ゆっくり休んで!』と言われて、感動でしたが、どっちが正解なのか……」
安易に休まないようにする対策か
店側が設けたルールに納得している人もいる。IT企業勤務の20代男性・Cさんは、「当然のことだと思っていた」と語る。
「働いていた飲食店や小売店では、『休むなら代わりの人を探す』のは当たり前でした。グループや個人LINEで代わりを探して、見つからなかったら店長に相談。店側にとっては、バイトに責任をもたせ、安易に休ませないようにする対策だったのかもしれません」
Cさんは「店側や他のスタッフの負担を考えると、『バイトだから』と気軽に休まれるのもつらいだろうと思う」と理解を示す。一方で、「自分の抜ける穴の補充は自分でするべき」という考え方には、「バイトのする範疇ではないような気も……」と慎重な意見で、「過去にばんばん休んだ人がいたから、苦肉の策でそういうルールができたのかも」と憶測を述べていた。